通勤や旅行中にスマホやノートパソコンのバッテリーが切れそうになって焦った経験はありませんか。
そんなときに役立つのが、JR東日本の普通列車にある「グリーン車のコンセント」です。
しかし、実はすべてのグリーン車に設置されているわけではないんです。
この記事では、コンセントが使えるのはどの路線なのか、座席のどこに設置されているのか、最新の車両導入状況も含めて、わかりやすくまとめました。
あなたの移動時間が、快適で効率的なものになるよう、今すぐチェックしてみましょう。
グリーン車のコンセント設置が確認されているJR東日本の主要路線とは?
JR東日本のグリーン車には、全ての車両にコンセントがあるわけではありません。
コンセントの有無は、導入されている車両の形式によって左右されます。
新型の電車にはコンセントが備わっている場合が多く、旧型車両には設置されていないことが一般的です。
以下は、実際にグリーン車でコンセントが利用できる主要な路線一覧です。
路線名 | 対象区間 |
---|---|
総武快速線 | 東京〜千葉 |
横須賀線 | 東京〜久里浜 |
外房線 | 千葉〜上総一ノ宮 |
内房線 | 蘇我〜君津 |
総武本線 | 千葉〜成東 |
成田線 | 佐倉〜成田空港 |
これらの路線では、比較的新しいE235系という車両が導入されており、グリーン車すべての座席でコンセントを利用できます。
長距離移動や出張などで電源が必要な方にとって、非常に便利なサービスです。
まだコンセントが未導入のグリーン車が走る路線とは?
一方で、現在も旧型車両が運行されている路線では、グリーン車には、コンセントが設置されていないのです。
以下の表は、2025年時点でコンセントが使えない路線の一例です。
路線名 | 対象区間 |
---|---|
宇都宮線 | 上野〜宇都宮 |
高崎線 | 上野〜高崎 |
常磐線 | 上野〜高萩 |
湘南新宿ライン | 大宮〜逗子 |
東海道線 | 東京〜沼津 |
伊東線 | 熱海〜伊東 |
これらの路線では、E231系・E233系といった少し古い形式の車両が使われています。
将来的にE235系などの新型車両へ切り替われば、コンセント設置も期待されます。
コンセント設置の決め手は車両の導入タイミングだった?
なぜ特定の路線でしかコンセントが使えないのか。
その答えは「車両更新のタイミング」にあります。
特にE217系という古い車両が長く使われていた横須賀線と総武快速線では、2020年に最新型のE235系への更新がスタートしました。
このE235系には、グリーン車全席にコンセントが初めから設置されています。
JR東日本は、2024年度末までに古いE217系を完全に置き換える計画です。
グリーン車の座席配置とコンセントの位置を詳しく解説
E235系のグリーン車は、2階建て構造になっており、どの階層の席でもコンセントが使える設計になっています。
車内には「1階席」「2階席」「平屋席」の3つのフロアがあります。
座席の並びは2+2で、窓側・通路側のどちらにも電源が用意されています。
設置されているコンセントは100ボルト・2アンペアまで対応しており、スマホやノートパソコンの充電に十分な性能です。
中央線にもグリーン車導入!設備内容は?
中央線にもいよいよグリーン車の導入が始まります。
2024年度末をめどに、中央線快速や青梅線直通の編成に新型車両が追加される予定です。
この新型車両には、すべてのグリーン車座席にコンセントが標準搭載されます。
さらに、Wi-Fiの提供、一部車両にはトイレや洗面スペースも設けられ、長距離移動がより快適になります。
まとめ:コンセント付きグリーン車は今後も拡大予定
現在は一部の路線に限られているコンセント付きグリーン車ですが、今後の車両更新により、さらに拡大していくと見られています。
特に首都圏では、E235系などの新型車両導入が進められており、利便性がどんどん高まっています。
移動中に仕事や動画視聴などを快適に行いたい方は、乗車前に車両の型式をチェックしておくと安心です。